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キャンプ好きになった原点。野田知佑氏と怪しい探検隊。

野田知佑氏の本
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むかしむかしの話。まだ小学生だったころ。

アウトドア好きだった父親は、休みの日にたまにキャンプへ連れてってくれた。
その頃父が定期購読してた雑誌がBE-PALで、「面白いから読んでみろ」と渡されたのが、日本を代表するカヌーイストである野田知佑氏のエッセイ集だった。

遊んでばかりの大人もいるんだなぁとか思いながらも、どんどん男の世界観に引き込まれていったのを、今でもよく覚えている。
たかがエッセイといえど、活字ばかりの本で夢中になったのは、野田知佑さんの本が最初だったかもしれない。
だって文章が上手い。
無骨ながらも流れるように展開するストーリーがあって、カヌー犬ガクとの暮らしも、役人を川へ放り込む話しも、今読んでもやっぱり面白い。
男らしい男の中の男といえば、これはもう野田知佑さんだろう。

このエッセイ集を手にしたのを皮切りに、ヘミングウェイやアランムーアヘッドの本を手に取り、椎名誠氏の熱風大陸、怪しい探検隊を読みあさることになった。
もちろん怪しい探検隊からその後もどんどん派生して、素晴らしい本や人物に巡り会うことができた。

椎名誠氏や、水中写真家の中村征夫氏には「ファンです!」と伝えるために直接会いに行ったこともある。

外遊び好きな友だちに、野田さんや椎名さんの本をすすめたけど、「脳内でキャンプしてもつまらない」と言われてショックを受けたこともあったなぁ…(笑)
アウトドアってなぜか体験至上主義というか、外に出るから偉い!という風潮が強いけども、例えば音楽でも演奏する楽しみ方もあれば、聴く楽しみ方もある。

いろんな楽しみを共有できる人達に囲まれて生きていきたい。

ということで、やっぱりこの集団はそんな人達の集まりだと思うよ。
椎名誠と怪しい探検隊。

椎名誠監督のホネ・フィルムも完全版で持ってるけど、TVシリーズを知ったのは5年くらい前で、YouTubeで”動く”怪しい探検隊が見れたことに感動!

そしてこの超豪華な顔ぶれは・・・いったいどうなってこんなに集まるのか。
世界中で知られる著名な写真家や冒険家たちが一堂に会してキャンプをする。

やっぱ椎名誠さんってすごいね〜〜〜。