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ブヨ被害の達人が教えるキャンプでやるべきブヨ対策と対処法。

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焚き火を愛する皆さまこんにちわ!

先日のブログでも書いた通り、僕は過去にブヨに●されかけまし(汗)

吸血鬼ブヨ
【治らない虫刺され】ブヨに噛まれ過ぎて死にかけた話。【体験談】...

今回はそんなブヨ被害の達人が、キャンプやアウトドアで行なっているブヨ対策をシェアするキャンプログです。
始まるよっ。

ブヨってこんな生き物

正式名称はブユ。
関東ではブヨ、西日本ではブトと呼ばれる、2〜8mm程度のハエに似た小さな吸血鬼がブヨです。

吸血鬼ブヨ出典:Wikipedia

生息地は日本中の綺麗な川の近く。
まさにキャンパーにとっての永遠のライバルであり天敵です。

蚊のように刺して吸血せず、口で皮膚を噛み切ってから滲み出る血液を吸血します。(こわっ)
そのためブヨに噛まれた瞬間はわずかに『チクッ』とした痛みを感じます。

ブヨに噛まれて数時間もすると酷い痒みに襲われ、ブヨ刺咬症や結節性痒疹、リンパ管炎などを引き起こし、重度の場合アナフィラキシーショックを起こします。

ブヨ対策と予防

そんなブヨからの攻撃に備え、キャンプに行く前にしっかりと準備しておきましょう。

キャンプで着る服

夏で開放的になる気持ちはわかりますが、半袖半ズボンのサンダル姿などは避け、長袖長ズボンを着てブーツを履きましょう。

ブヨは夜中や暑い日中などはほとんど活動せず、朝と夕方に活発的になる習性があります。
そのため、朝と夕方だけでも長袖長ズボンを着るべきです。
またブヨは黒い色に寄ってくる習性があるので、濃い色の服装も避けるべきです。
ベランダに干していた白いTシャツには見向きもせず、黒いTシャツにブヨがたかっていたので間違いありません!

そしてブヨは飛ぶのが得意ではありません。
フラフラと低空飛行をするため、特に腰から下の服装に注意しましょう。

キャンプに持っていくもの

虫除けスプレー

ブヨに効くものを選んで持っていきましょう。
普通の蚊取り線香や、蚊用の虫除けスプレーなどはほとんど効果がありません。

ブヨに効果的な虫除けスプレー。

それはズバリ『ハッカの匂い(成分)が強い虫除けスプレー』です。
なぜかブヨはハッカの匂いを嫌います。
ブヨ専用のハッカスプレーを自作することもできますよ。
作り方は下に書いておきます。

赤ちゃんや肌の弱い方は天然由来のスプレーを使用しましょう。

ポイズンリムーバー

これはブヨ以外の毒虫に噛まれた時にも有効です。
ブヨに噛まれた直後に使用することで高い効果があります。

口で吸い出すのは感染症の原因にもなるので、爪でギリギリと絞り出すか、ポイズンリムーバーを使いましょう。

パワー森林香

赤い色をした業務用の強力な蚊取り線香です。
線香自体が太いので、多くの煙が発生します。

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フルコートF

市販されているかゆみ止めの中でもステロイド系の強い薬がこの『フルコートF』です。

ステロイド薬が含まれている薬剤は何日も続けて使用せずに、皮膚科で診断してもらいながら治療するのが望ましいです。
副作用が強いとされていますが、何年も長期間常用すると皮膚が薄くなるらしいです。

また、ステロイド薬は赤ちゃんには使用できません。
『ムヒS』などはステロイドが含まれていないので、生後3ヶ月から使用できます。

『ムヒアルファEX』はステロイド薬が含まれるのでもう少し効き目が強く、生後6ヶ月から使用できます。

ブヨ避けスプレーの作り方

ブヨに有効なスプレーは簡単に手作りできます。

用意するのは以下の3つだけ。

  • ハッカ油…10滴
  • 無水エタノール…10ml
  • 精製水…90ml

ハッカ油は原液のまま肌につけると刺激が強すぎるので、肌の弱い方や赤ちゃんには使用できません。
そのため水に薄めて使うのが一般的ですが、ハッカ油と水は綺麗に混ざり合いません。
エタノールを使うのはハッカ油と水を混ぜるための繋ぎのようなものです。

まずはハッカ油とエタノールをしっかりと混ぜ合わせ、その後水と混ぜます。

スプレー容器は100均ショップで手に入りますが、ハッカ油はポリスチレンを溶かす作用があるので、『PS』という表記の容器は使わないようにしましょう。

ハッカ油の虫除け効果はハッカの匂いでブヨを寄せ付けなくしているので、匂いが薄れると効果も落ちてしまいます。
30分おきに噴き直すとよいです。

もしもブヨに噛まれたら(直後編)

ブヨに噛まれた直後に有効な手段はポイズンリムーバーなどで毒を吸い出すことと、患部を温めることです。

ブヨの毒はクラゲなどと同じタンパク酵素なので、熱で変性されます。

海でクラゲに刺されたとき、陽に照らされた岩に患部を押し当てると痛みが引いていきますよね?
あれと同じイメージです。

40度以上の熱いシャワーを痒みが出るたびに患部にかけてみましょう。
かなり楽になるはずです。

もしもブヨに噛まれたら(数日後編)

ブヨに噛まれると、通常は数日間は痒みは引きません。
ステロイド系の痒みどめでしのぎましょう。

早めに皮膚科を受診することも大切です。

ちなみにブヨの聖地である”トカラ列島中之島“のおばぁの話によると、焼酎を塗りこむと治りが早いとのことでした。
他にもアルコールが効果的という話は聞くので、もしかしたら効果が期待できるのかも…!?

吸血鬼ブヨ
【治らない虫刺され】ブヨに噛まれ過ぎて死にかけた話。【体験談】...

もしもブヨに噛まれたら(数ヶ月後編)

ブヨに噛まれて数ヶ月も症状が続く場合、感染症や結節性痒疹などにも注意が必要です。
ステロイド薬も塗り続けるのはよくないので、必ずお医者さんに相談しましょう。

重症化するとかなりしんどいですが、いつかは治ります。

正直ここまでくるとあとは根性で乗り切るしかありません。
絶対に掻きむしらないように我慢しましょう。

まとめ

ブヨ被害を軽くで済ませるには、予防と初期対応が非常に重要です。

キャンプでの虫対策は、蚊だけではなくブヨやムカデ、ダニなどの脅威を知った上で準備しましょう。

ブヨ予防のアイテムを揃えておくと、そのほかの毒虫にもある程度対応可能です。

  • ハッカ油スプレー
  • ポイズンリムーバー
  • フルコートF(もしくはムヒアルファEX)
  • スーパー森林香

この4つはキャンプには必ず持っていきましょう。