アウトドアを愛する皆々さま。
みなさんの思い入れのあるキャンプギアって何ですか?
大事に使ってきた道具には自然と愛着が湧きますよね。
自分が使ってきただけでなく、家族が大事にしてきたキャンプ道具も、しっかり手入れしてあげることで、長く現役で使い続けることができます。
今回は妻のお父さんが愛用してきたコールマンのガソリンランタンをメンテナンスしてみたので、コールマンランタンのお手入れ方法をシェアしたいと思います。
ポンピングの修理は工具と替えのパーツさえあれば自分で簡単に修理できるので、是非やってみましょう。
もくじ
義父のランタン
コールマン(Coleman)デュアルフューエルランタン(285)は、二つのマントルを同時に燃焼させる、非常に明るいガソリンランタンです。
燃料は基本的にはホワイトガソリンを使用します。
カタログスペックでは861ルーメンとなっていますが、体感でもかなり明るくサイトを照らせるので、メインのランタンとして満足のいく十分な性能です。
妻の実家のキャンプギア置き場に眠っていたものを引っ張り出してみると、やはりポンピングがダメになっていたので、使えない状態でした。
ポンピングができないと燃料室内を加圧できないので使用できません。
修理してまたフィールドに連れ出そうと思います。
修理に必要な道具
修理をするための工具はラジオペンチがあれば十分で、特別な道具は必要ありません。
ポンピング部分のパーツは消耗品で、長年使用していると縮んでしまい、うまく加圧できなくなってしまうので、定期的な交換が必要になります。
ポンプカップを交換すると同時にオイルもさしましょう。固着したりしないように、純正のリュプリカントを使うのがおすすめです。
あとは285シリーズに適合するマントルも用意しておきます。
これだけ揃えておけばひとまずOKです。
修理の流れ(ポンプカップ交換)
それではコールマンランタンのポンプカップ交換を行いましょう。
基本的にはどのガソリンランタンも同じ方法で交換修理できます。
黒いキャップを外す
ポンプシリンダーを差し込んだ状態で、ラジオペンチを使って黒いキャップを掴みます。
黒いキャップには工具で掴みやすいよう切り込みがつけられているので、そこをしっかりと掴み、左へ回します。
ポンプカップの留め金を外す
ラジオペンチを使ってポンプカップの留め具を外します。
この留め金は歪んでもまた使えるので無理やり外しても大丈夫です。
ポンプカップを新しいものと交換する
古いポンプカップを新しいものと交換します。
経年劣化で硬くなり縮んでしまっています。
ポンプカップを再び留め具でとめる
外すのと逆の手順で取り付けます。
留め具は交換しなくとも大丈夫です。
向きを間違えないように。
ポンプカップに注油する
リュプリカントをポンプカップにたっぷりつけて、本体に戻しましょう。
黒いキャップの外側に「OIL」と書かれた穴が空いていますが、ここから注油することもできます。
おわりに
長く使えるようにシンプルな構造をしているのもコールマンのランタンの特徴ですね。
メンテナンスを繰り返せば何世代にも渡って使い続けることが可能です。
今回ご紹介したデュエルフューエルランタン(285)はとても光量があり、シルバーの無骨な工業的デザインがかっこいい、メイン使用におすすめのランタンです。
メンテナンスで元気になったので、次のキャンプに持ち出すのが楽しみです。