焚き火こそがキャンプの最大の楽しみと言っても過言ではないでしょう。
地球上の全てのアウトドアマンにとって、焚き火の時間というのは最も幸せな気持ちに包まれる瞬間ではないでしょうか。
薪が爆ぜる音を聞き、風に乗る煙の匂いを嗅ぎ、椅子に深くもたれながら好きな酒を飲む。
まさに至高のひとときですね。
そんな焚き火タイムを最高リッチに過ごすため、キャンプ初心者が一つは持っておきたい『焚き火台』を厳選してみました。
もくじ
忘れちゃいけない焚き火のルール
アウトドアを楽しむにはいくつかのルールを守らなければなりません。
来た時よりも美くして帰る。
これは基本中の基本ですね。
小学校の遠足レベルのルールです。
では焚き火をする上でのルールとはなんでしょう。
それは『焚き火台』というアイテムを使用するということです。
アウトドアに興味を持ったばかりのキャンプ初心者が犯しがちなミスが、焚き火台を使用せずに火起こししてしまうことです。
このような行為を『直火（じかび）』と呼んでいますが、多くのキャンプ場ではこの直火行為は禁止されています。
カマドを作り直火での焚き火も素晴らしいが、場所を選ばなければならない。最近ではYoutubeなどでもブッシュクラフト動画などが流行り、自分でカマドを作って直火で火起こししている動画などもありますが、直火OKの場所であったり、特別な許可を取って撮影しているので、安易に真似をしないようにしましょう。
しっかりとした知識なしで焚き火をすると、山火事の原因にも繋がり大変危険です。
焚き火台はなぜ必要？
焚き火台には大きく分けて次の３つの役割があります。
環境保全のため
自然の中で焚き火をする際に、焚き火台を使わずに焚き火をやってしまうとどうなるか。
そこが芝生のキャンプ場などであれば当然芝生が死んでしまいますね。
前述したように山火事のリスクもあります。
焚き火台があれば芝生のキャンプサイトでも焚き火をすることができる。芝生ではないにしても地面が汚れてしまいますし、周りから見てあまり気持ちいいものではないですね。
土の中にも生き物はたくさんいます。
焚き火ではなくても、例えば湯切りなどをしても草は枯れますし、生き物も死んでしまいます。
地面の環境を守るためにも焚き火台は重要な役割を持っています。
調理のため
焚き火台もバーベキューグリルと同じような使い方ができます。
ちゃちゃっとお湯を沸かしたい時にも使えますし、薪料理はもちろん、炭で料理をしたい時にも焚き火台は大活躍します。
焚き火台での薪料理はとにかくうまい！食材を焼くための網や、ロストル、鍋を吊るすためのハンガーなどのオプションも多数用意されていて、焚き火台グッズには道具を集める楽しさもありますよ。
火を眺めるため
何と言ってもコレです。
焚き火のゆらゆらする炎を見ていると、まるで催眠術にかかったかのようにリラックスした気持ちになります。
出典：スノーピークそこはかとない安心感に包まれるのは、人間が太古の昔から火を眺めてきたからなのでしょうか。
キャンプの夜に焚き火は欠かせませんね。
焚き火台の選び方
そんな焚き火台も、いざ買おうとすると種類がありすぎてどれを買ったらいいのか迷ってしまうかと思います。
購入前に確認しておきたいのは、自分のキャンプスタイルです。
グループ用かソロ用か
まずはじめに焚き火台を囲む人数を想定しましょう。
これはキャンプスタイルに直結します。
例えばバイクでのソロツーリングキャンプがメインであれば軽く小さな焚き火台を選ぶべきですし、ファミリーでのオートキャンプがメインであれば多少重くても大きめの焚き火台がおすすめです。
出典：モノラルソロキャンプであれば料理は簡単に済ませて、チョロチョロユラユラとした炎を眺める場面が多いと思うので、薪は現地で拾った小枝を切り出して、頻繁に火に焼べていってもいいでしょう。大きな焚き火台は不要ですね。
ファミリーキャンプやグループキャンプであれば大きめな薪を使用する場面が多いので、安定感のあるどっしりとした焚き火台があれば、薪をボンボンと投入できるので大きい焚き火台が有利です。
サイト映えとコスパと耐久性
自分のキャンプサイトをオシャレにしたい場合、実は焚き火台はかなり重要です。
サイトの見た目の良さを考慮するなら、焚き火台の高さをテーブルの高さやチェアの高さとも合わせたいところ。
焚き火をダイレクトに感じてまったりしたいなら、地面により近いロースタイルのキャンプギアがおすすめです。
一生使えるタフな焚き火台にするか、複数種類の焚き火台を購入して日替わりで使うか、同じ焚き火台を買い替えながら使うのか、これはあなた次第です。
出典：ユニフレームグループキャンプでもあまりに大人数になるとどうせ一つの焚き火台では賄えないので、同じ焚き火台を複数並べてもかっこいいですね。
グループキャンプ用焚き火台ランキング
ランキング１位『Uniflame（ユニフレーム） ファイアーグリル』
道具の価値は使用回数で決まると言えますが、多くのキャンパー達が使い倒してきた焚き火台こそがこのファイアーグリル。
ビギナーにも玄人にもおすすめできるユニフレームの焚き火台。複数台持ちにもおすすめ。
| オススメ度 | |
|---|---|
| レア度 | |
| コスパ | |
| メーカー | ユニフレーム |
ランキング２位『Snowpeak（スノーピーク） 焚き火台L』
構造は至ってシンプル。
だからこそ感じる一生物としての期待感。
そしてその期待にしっかり答えてくれるのがこちらの焚き火台Lです。
生涯使い続けるならコレで決まりですね。
| オススメ度 | |
|---|---|
| レア度 | |
| コスパ | |
| メーカー | スノーピーク |
ランキング３位『Coleman（コールマン） ファイアーディスクプラス』
丸い皿に火をくべる。
アウトドアではよりワイルドに使える道具がばりばりかっこいい！
| オススメ度 | |
|---|---|
| レア度 | |
| コスパ | |
| メーカー | コールマン |
ソロキャンプ用焚き火台ランキング
ランキング１位『STC ピコグリル』
独自のデザイン形状は美しさと携行性の高さを兼ね備えており、高い耐荷重性も持ち合わせている。
| オススメ度 | |
|---|---|
| レア度 | |
| コスパ | |
| メーカー | STC（スイス） |
ランキング２位『Monoral（モノラル） 焚き火台WireFlame』
非常にシンプルな構造で、見た目の良さは焚き火業界でも最高レベル。メッシュになった高めの火床は、燃焼性高し。
ただし耐久性には若干課題あり。
パーツ自体非常に軽く、チャリダーのキャンパーにもおすすめ。
| オススメ度 | |
|---|---|
| レア度 | |
| コスパ | |
| メーカー | モノラル |
ランキング３位『DOD 秘密のグリルちゃん』
オフィシャルのCM動画の通り、ケツポケットに収まるサイズの焚き火台。
ロストルのパーツを外せば、薪をボンボン乗せることが可能。
調理と焚き火の両面から見ると、モバイル型の中でも使い勝手がよく、とにかくリーズナブルでコスパ抜群。
ちなみに焚き火モグラは同社のファイヤークレードルを所有。鍋メインの方はそちらもおすすめ。
| オススメ度 | |
|---|---|
| レア度 | |
| コスパ | |
| メーカー | DOD |
おまけの逸品
焚き火のお供に、あると便利なアイテムが焚き火テーブル。
この『焚き火テーブル』はユニフレームを代表する大人気商品で、軽くて丈夫で薄く折りたためる優れもの。
ステンレスの天板に木製の縁枠もオシャレです。
料理満載のダッチオーブンを直にどかっと置いても大丈夫という、重さにも、熱にも、汚れにも強い名品です。
ガシガシ使える頑丈なテーブルが一つあれば、キャンプ料理がめちゃめちゃ捗りますよ。
| オススメ度 | |
|---|---|
| レア度 | |
| コスパ | |
| メーカー | ユニフレーム |
まとめ
ほとんどの管理キャンプ場は焚き火台の使用が必須です。
これまでバーベキューグリルしか使ったことがなかったという初心者キャンパーの方は、是非『火を眺める』ことをメインにし、お早めの焚き火台デビューをおすすめします。
複数の焚き火台を所有して、キャンプスタイルに合わせて焚き火台を変えるのも、気分が変わっておすすめですよ！
