ファミリーキャンパーのみなさま、ごきげんいかがでしょう。
今回は二人目の赤ちゃんのキャンプデビューについての記事です。
上の子も下の子も、まだ小さいので、なんやかんやでなかなかキャンプに行けず、1歳5ヶ月になってようやくのキャンプデビューとなりました!!(上の子は5ヶ月でデビュー)
我が家にとっては、なんとおよそ2年ぶりのキャンプ!
もう、めちゃくちゃ楽しかったですね〜〜😆
場所は以前下見に行って気になっていた『スリーピーカフェ・ニコ』というキャンプ場。
果たして、愛娘は無事平穏なキャンプデビューを果たせたのでしょうか!?
日程…2022/11/18〜19(1泊)
平地での気温…19℃/9℃
天候…晴れ時々曇り(1日目)
満点の星空(1日目夜間)
晴れ時々曇り(2日目)
場所…スリーピーカフェ・ニコ(福岡県嘉麻市)
ロケーション…山林キャンプ
標高…約200m
地面…硬い
もくじ
雨男(女)はだれだ!?
「大分にすっごくいいキャンプ場があるから一緒に行こうよ!」
と、友達ファミリーを誘って、グループキャンプを企画したのが9月くらいだったかな。
平日休みの友達ファミリーと、週末休みの我が家とで、なんとか予定を合わせ予約したキャンプ場は、大分県別府市の『RECAMP別府志高湖(元志高湖キャンプ場)』。
5ヶ月の息子のキャンプデビューに選んだキャンプ場です。
数年前までは、思い立ったらそのまま行ける格安キャンプ場だったのに、今では完全予約制の大人気のキャンプ場と変貌を遂げ、行楽シーズン真只中のいま、予約したキャンプ当日をいまかいまかと待ち望んでいました。
そして迎えた、キャンプ予定日の10日前。
「ん?予報だと…雨だね。」
9日前。
「…予報は雨…だね。」
8日前になっても7日前になっても6日前になっても、毎日天気予報チェックしてるのに雨雲がどいてくれない!
そしてキャンプ予定日の3日前…
…やはり雨の予報。
もう雨やん!絶対これ雨やん!!間違いないやん!!
雨雨!!大分県は雨です!!!!(確信)
娘の大事な晴れ舞台(初キャンプ)に泥をつけるわけにもいかず、友達と相談の上、断腸の思いでキャンセル。
無事にしっかりとキャンセル料も取られ、意気消沈…。
一体誰だ雨男は…。
息子が怪しいな…。
などともの思いに耽っているところに一つの妙案が。
「近場で晴れてるところあるんじゃね?」
咳止めは要らんかね?
そんなバタバタした状況の中、友達家族が予約したのが福岡県嘉麻市の『スリーピーカフェ・ニコ』。
(本当は糸島唐泊のキャンプ場も狙ってたらしいけど、そちらは諸事情でキャンセルに…)
友達家族が予約してくれたまでは良かったものの、なんと今度は愛娘の咳と鼻水が酷くなるという、不測の子どもあるある事態。
キャンプ道具はすでに車に全部積み込んでる。
でも咳が…
悩みに悩んだ末、当日の午前中は病院へ行き、とりあえず薬をもらうことに。
お医者さんの診断も深刻な感じではなく、咳止めもゲットできたので、日はだいぶ傾いたものの、どうにかキャンプ地へ向けて出発することに。
娘と新幕のキャンプデビュー
陽も落ちかけの夕方17時頃、目的地の『スリーピーカフェ・ニコ』へ到着。
今回、我が家でキャンプデビューを飾るのは娘ちゃんだけではありませんでした。
新たに迎えた新幕『カーカムススプリングバーテント』の初張りキャンプでもあります。
昔から憧れてた初のコットンテント。
いわゆる『ロッジ型』と呼ばれるテントですが、これがまたいい!
値段はそれなりにしましたが、いい買い物でした。
設営はめちゃくちゃ簡単なのに…なんというか…住処を作ってる感じ。
このテントの初張りもあったんで、できるだけ雨は避けたかったんですね。
サイトに着いて、荷下ろしして、なんやかんやとテントを立ててる間にすっかり夜。
明るいうちから夜ご飯の支度をしたいといつも思いながら、今回もその目標は砕かれるのでした。
ということでお風呂へ向かいます。
ふるさと交流館なつきの湯
キャンプ場のある馬見山中腹からは車で20分弱。
すぐ隣の建物はプールやジムなどがあるようで、浴場というよりレクリエーション複合施設の一部。
とても広い入浴施設で、浴場も広いですが、利用客もとても多い。
たくさん洗い場があるのですが、ぼくが行った時間帯は全部埋まっていました。
温泉ではないようで、湯上がりの身体がなんとなくカルキの匂いがしました。
住所:嘉麻市鴨生24番地10
電話:0948-20-5003
営業時間:10:00〜0:00(浴場等施設は10:30〜23:30まで)
定休日:毎月第2火曜日
施設使用料:12歳以上70歳未満310円/1人、6歳以上12歳未満150円/1人
70歳以上及び障がい者210円/1人、6歳未満 無料
※お得な回数券もあります。
駐車場:有り
多国籍料理で乾杯!
お風呂からキャンプ地へ戻ると、さっそく晩ごはんのための火おこしです。
これまで色々なキャンプをしてきましたが、家族同士でのグループキャンプは実は初めて。
一時は中止の事態に陥りかけたのもあって、何を持ち寄るかという打ち合わせも不十分なまま当日を迎えました。
食事に関しても、ある程度相談できていればよかったものの、「それぞれの家庭で用意する」ということに。
結果、友達家族は『BBQ』と『アヒージョ』、我が家は『水炊き』と、自由気ままな献立に。
こっちの焚き火台で水炊きを作りながら、あっちのコンロではBBQしながら子供たちはマシュマロを焼く。
自由です。
お酒もビールに始まり、日本酒、チューハイ、ホットワインと、なんとも節操のない、けれど美味しいディナーとなりました。
お泊まりは成長の軌跡
晩ごはんを終え、わずかなリラックスタイムも束の間、やはりというか、懸念事案が勃発。
最近、上の男の子の『お泊まり嫌い』が悪化。
ずっと楽しそうにしていたものの、眠気のスイッチが入ると「お家帰る!」モードに突入します。
それはキャンプに限らず、どこでも同じ。
ジジババのお家だろうと、県外のホテルだろうと、離島の民宿だろうと、とりあえずは帰宅することを提案してきます。
今回のキャンプでも、できる限り日常のベッドルームっぽくしてみたものの、ホームシックに陥った様子で、寝かしつける僕の腕の中で「おうちに…かえり…たい…」と、泣きながら眠りにつくのでした。
寝かしつけのあとは大人の焚き火タイム
山の中では、11月にもなると夜中はかなりの寒さになります。
そんな体の芯から冷えるような夜には、焚き火の暖かさが身に染みます。
寒いので薪をガンガン投入。
ゆらめく炎を眺め、爆ぜる薪の音に耳を澄ませる至福の時間。
…焚き火のベストシーズンと言わざるを得ないでしょう。
ホットワインを煽り、夜空を見上げると、澄み渡る満天の星。
もう、言うことなし。
雨の予報なんてどこへやら。
どうやら長男に続き、娘も強力なキャンプ運を持ってるようで。
よかった、よかった。
コットンテントの晩秋の防寒対策
夜も更け、焚き火も終わりの時間を迎えます。
椅子やランタンをキャノピーの下に避難させ、テントの中へ。
我が家のスプリングバーテントは「ハイライン8」というモデルで、カタログ上では8人まで寝泊まりすることができる広さがあります。
天井も高いので特に空間が大きく感じられます。
つまり裏を返せば暖まりにくいということ。
季節はすっかり秋なので、寒すぎないかが心配です。
スプリングバーテントの地面からの冷気対策
まず一番下に敷いていたのはグランドシート。
テント本体と一緒に購入した純正のグランドシートで、かなり分厚いごわごわしたもの。
グランドシートの上にはテント本体のフロアになります。
スプリングバーのフロア生地も、一般的なテントと比べると遥かに分厚く、防水性もしっかりした頑丈な生地です。
基本的にはこの2枚でもかなり冷気は抑えれそう。
今回はこの上に厚み2センチ弱の銀マットを2枚敷いた部分をリビングにし、ベッドはエアベッドのダブルサイズをインしました。
子供と妻はエアベッドの上で寝て、ぼくは銀マットの上に3シーズン用シュラフで寝ました。
これで下からの冷気はほぼ抑えることができてたと思います。
地面からの冷気が一番堪えるので、これだけあれば快適に過ごせるでしょう。
真冬は銀マットをあと2枚増やすか、寝具のレベルを上げよう。
スプリングバーテントでの空間暖房対策
今回はあくまで補助的な暖房アイテムとしてコールマンの『クイックヒーター』を持ち込んでみました。
サイズの割には結構暖めてくれるので、廃盤になったのは残念です…。
今回のキャンプでの活躍ぶりとしては、やはり少し物足りなかったですが、それでも目の前に置いておけば手足くらいは暖められるので、持って行ってよかったかなぁ。
スプリングバーテントのハイライン8はとにかく中の居住空間が大きく、コットン生地の通気性も高いので、幕内全体を暖めようと思うと石油ストーブくらいないと太刀打ちできません。
もう少し寒い季節は、電源サイトか、ちゃんとした石油ストーブが必須ですね。
防寒対策の必需品
テントで防寒対策を取るならば、絶対に必要なのが一酸化炭素チェッカーですね。
いまさらこのブログで紹介するまでもないですが、特に小さい子供を連れてのキャンプでは安全に配慮すべきでしょう。
使用前に不良品でないかどうか、センサーが機能してるかを必ずチェックしてから使いましょう。
ホットサンドで朝ご飯
朝ご飯は2家族分業でホットサンドを量産。
中身はチーズとスクランブルエッグとジャンボンヨークのハム。
簡単でうまい。
撤収
朝ご飯を食べたら子供たちはそのへんの落ち葉で遊び。
大人たちは撤収準備です。
ここでもスプリングバーテントは大助かり。
簡単な工程で迷うことなく撤収できます。
ただしこの時期は朝露の量がものすごく多いので、キャンプ場のチェックアウトの時間までにテントが乾くことはないでしょう。
タオルで拭いてもすぐにビチャビチャになるくらい濡れているので、レイターチェックアウトを利用するか、後日またテントを広げて干す必要があります。
それともう一点。
スプリングバーテント(コットンテント)は毎回同じ畳み方をしてしまうと、折り皺が取れなくなってしまうので、折り始める側を毎回変えるといいそうです。
今回は入口側から折り始めました。(メモ)
早めのランチをスリーピーカフェニコで
撤収も終え、せっかくなのでランチまで友達家族とご一緒します。
営業時間前のスリーピーカフェに向かうと、少し早いけれど入れてもらえることに。
大人席からすぐ手の届くところにキッズスペースがあり、安心して過ごせます。
何より友達の子供たちが、うちの子供たちをほんとに良く見てくれるので、久しぶりにカフェでまったり過ごすことができました。
料理もコーヒーも美味しく、なにより子連れで過ごしやすいのがおすすめポイントです。
トイレも綺麗でアットホームな感じがして使いやすいです。
スリーピーカフェニコでの会計も終え、お外でしばし団欒。
「つぎもまた一緒にキャンプ行こうね!」と話しあっていると…
がっしゃーん!!
「うわ〜〜〜〜〜ん」
カフェの外に置いてあった滑り台によじ登ろうとした長男が、滑り台ごと後ろにひっくり返って後頭部を強打。
なぜこうも目を離した瞬間に怪我をするのだろうか…。
息子にとっては最後の最後で手痛い思い出となったのでした。
おわりに
愛娘のキャンプデビューの思い出話はとりあえずここまで。
スプリングバーテントのデビューも叶い、満天の星空に恵まれ、ふかふかの落ち葉にまみれるという、総じてポイントの高い楽しいキャンプを迎えることができたのでした。
おしまい。